古代中国統一を目指す秦と墨者中の墨者、革離最後の決戦! いきなりオーバーテクノロジー的な火薬が持ちだされて、こちらも反則的だった飛蝗を殲滅してしまう展開には、痛快を通り越して空恐ろしい……まぁ、秦の始皇帝が不老不死の秘薬をもとめていた事と火薬がその手の薬が研究されているときに生み出された事を考えると不思議とつながるものが感じられて面白いのも確か。 革離がまんまと「蓬莱」に渡って殖民を成し遂げている点にいたってはニヤリとさせられてしまう。徐福はかの地に「不老不死の薬」を求めていったとされているわけで――この世界の徐福はむしろ持ち逃げした形になるな。 守城より攻城にずっと向いた火薬ではなく、司路が革離に手渡した遥かに偉大なテクノロジーの塊である「米」が墨家が後世に残すものになって本当に良かった。 だが、司路の優れた作物があれば戦争は起こらないはずという想いは、悲しいことにその後の歴史に裏切られたと判断せざるをえない。けっきょく、食料が許すギリギリまで人口が増えてしまうわけで、本当に必要なのは富をできるだけ「平等」に分配するシステムに思える。 それを成り立たせる前提とし
墨攻8-11巻 徐福伝説
10月 14th, 2009
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