アラブ世界の対日意識は変わったのか? アフガニスタンで、NGOペシャワール会の伊藤和也さんが暴徒に拉致され、殺害された。冥福を祈るとともに、ご遺族のお気持ちにご同情申し上げる。きな臭い政治情勢とは無関係に、真摯な支援活動を行っている真面目な青年が、このようなむごい殺され方をするのは、いたたまれない思いである。 大雑把なことしか言えなくて忸怩たる思いもあるのだが、伊藤和也さんの訃報に接し、日本とイスラム世界との関係が基本的なところで変質したことを強く感じる。私事ながら、私は28歳当時、七ヶ月ほど、サウジアラビアというイスラム国家で仕事をしたことがある。仕事は大型石油プラントの建設工事であった。そこでは仕事柄、周辺のアラブ諸国から出稼ぎに来ていた多くのアラブ人と交わった。彼らはアラブ語以外に言葉が通じず、最初は身振り手振りで意志を伝え、何とか現場の作業に持っていくことが、そうとうに大変な思いであった。それでも、毎日一緒に行動し、彼らから習い覚えた稚拙極まるアラブ語を使って意思疎通しているうちに、お互いの気心が知れて、かなり打ち解けてきた。 初めて海外生活をしたのが、イス
アラブ世界の対日意識は変わったのか?
8月 31st, 2008
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