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墨攻2-4巻感想

2月 2nd, 2009

梁城の争覇が終了に至るまで。  趙軍の攻撃は最後の方になるまで手段が一つ一つに限られていて、同時に複数パターンを仕掛けてくることがなかった。けっきょく、それが攻城戦のエキスパートである革離になんとか対処を可能とし、最終局面での梁城側指揮官の成長を促して趙の敗北に繋がったのだ。  城攻めとは高度な技術戦であり、趙軍が保有する兵力がいくら多いといっても技術を使いこなして戦える人間は数えるほどしかいなかった。そういう事なのだろう……1巻であったシミュレーションの逸話で革離が持ち駒一つで防ぎ切ったときに自軍の弱点に気付けとは思うが。  それでも使われる戦術そのものは多彩なものがあったけれど、城を攻めるために城を築くという発想はないのが気になった。アレシア攻囲のごとく全周に防御線を巡らしたり――やってれば城を抜け出しての魚採りなんて暢気な真似を許すわけがない――城壁に向かって傾斜路を造ったりする戦術はまだ根付いていないようだ。  野戦築城したり、高台築いて床弩を据えつけたりする楚漢戦争での消耗戦や三国志の官渡の戦いと比べると戦争技術の悲しい進歩と人材の豊富さを感じてしまうのだった。まぁ、

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