最近、山本薩夫監督の作品を何本か見た。ひとつは、同期のプロデューサーに勧められた「皇帝のいない八月」もう一つは、見るのに結構疲れてしまった「戦争と人間」、それと「金環蝕」だ。 彼の有名な作品は、「白い巨塔」や「氷点」、「華麗なる一族」でどちらもリメイクされているものだが、今回見たものはどれも氏の作品の中では、後期のものだ。 どれも群像劇なのだけれど、登場人物が、今から見るととても豪華だ。「白い巨塔」とかで成功をしてかなり力があったのだろう、登場人物も、ロケのスケール(特に「戦争と人間」)は、お金がかかっているなあと思う。どれも、国政に携わる人間の裏をえぐったような作品だけれど、残念だったのは、「皇帝のいない八月」では、蜂起した「さくら」の車内の終わり方がなんともという感じがしたことと、「戦争と人間」の最後だ。 今年、別のディレクターに強く言われて、「エヴァンゲリオン」シリーズを見て、”変な終わり方”に多少免疫ができていたが、それにしても、最後は消化不良だった。戦争の勢いが増して、それに人間がどう巻き込まれていくのかが見たかったのだけれど、それまでの作品の流れに引き
「皇帝のいない八月」と「戦争と人間」
9月 9th, 2008
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