■芥川賞候補に29歳イラン人女性シリン・ネザマフィの「白い紙」も…。第141回芥川賞と直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表されたようだが、芥川賞に、イラン・イラク戦争によって引き裂かれた若い男女の恋を描いた「白い紙」(文学界6月号)がノミネートされた模様である。作者は、マスコミが騒ぎ出しそうな29歳の在日イラン人女性のシリン・ネザマフィ。もちろん日本語は母国語ではない。在日中国人・ヤン・ツィーに続く外国人女性の芥川賞候補で、何やら商業主義的なショーのような印象も否定できないが、作品それ自体は、決して悪くない。むしろ、現代日本文学が陥っている閉塞状況を打破し、突破するかもしれない原初的な文学的情熱を秘めた作品で、素朴ではあるが、他の候補作品に見劣りするものではないだろう。僕も、「月刊日本」6月号の「文芸時評」で取り上げたばかりであった。それ以外の候補作を見てみると、相変わらず映画や演劇の関係者が多く、現代日本文学が大きな曲がり角に来ていることを示しているように見える。外国人が文学賞の候補になったり、受賞したりすると、国際化とかグローバリゼーションという言葉が氾濫するのが通例だが、そ
芥川賞候補に29歳イラン人女性シリン・ネザマフィの「白い紙」も…。
7月 4th, 2009 · No Comments
Tags: 弾丸5
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