■[本]鷺と雪 ☆☆☆ 鷺と雪作者:北村薫出版社/メーカー:文藝春秋発売日: 2009/04メディア: 単行本 内容(「BOOK」データベースより)帝都に忍び寄る不穏な足音。ルンペン、ブッポウソウ、ドッペルゲンガー…。良家の令嬢・英子の目に、時代はどう映るのか。昭和十一年二月、雪の朝、運命の響きが耳を撃つ―。 第141回直木賞受賞作。北村薫さんの文学界、とくにミステリ界での貢献は広く知られているところで、今回の受賞についても、「北村さん、よかったですね」という雰囲気がうかがわれます。北村さんの熱心な読者とはいえない僕も「まあ、北村さんなら『功労賞』でもいいんじゃない?」と考えていたのです。でも、この受賞作『鷺と雪』を読んでみると、「うーん、この小説、どこがいったい面白いの?」と考え込まずにはいられませんでした。昭和の太平洋戦争前の日本、東京、そしてそこでの華族の生活を「ここまでよく調べたなあ」と感心するくらい精緻に描いているのですよ、この作品は。 室町といえば三越本店のある辺り、鶴の丸は和菓子の老舗だ。古めかしい、立派なお店が室町にある。 江戸時代、どこだかの、茶人で甘いもの好き
[本]鷺と雪 ☆☆☆
7月 28th, 2009
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